国内株式について 2今回も、3国内株式について書きます。国内株式に投資する目的が、キャピタルゲインねらいでも、インカムゲインねらいでも、共通することは、 買うときには、なるべく安く買いたい 売るときには、なるべく高く売りたい ということはいえますよね。 私がおもしろいと思うのは、売買が成立するということは、 同じ銘柄で、同じ時間に、同じ金額で、まったく逆のことを考えている人がいるということです。 買いたい人 : この銘柄はこれから値上がりする。(これ以上は値下がりしない) 売りたい人 : この銘柄はこれから値下がりする。(これ以上は値上がりしない) 逆にいうと、みんなが同じことを考えると、売買が成立しないです。 株式投資でキャピタルゲインを得るためには、以下のことを実行すれば良いわけです。 【投資家の多くが、これから値上がりすると思う銘柄を、早く購入する】 【投資家の多くが、これから値下がりすると思う銘柄を、早く売却する】 そうです、人気投票なんですね。 いくら業績が良くても、市場参加者が、評価しない限り、株価は上昇しないです。 そういう意味もあって、ディスクローズが重要な意味を持ってきてます。 次回は、株の価格(時価)がどのようにして決まるのかを書きます。 ---------------------------------------------------------------------- 【運用会社について7】(投信投資顧問会社) 運用会社から見た、投資信託の魅力について 3で書きました顧問料率は下記のとおりです。 A社の顧問料率は、下記の通りです。(国内株式運用の場合の年間顧問料) 10億円までの分 0.45% 10億円超 20億円までの分 0.35% 20億円超 30億円までの分 0.30% 30億円超 50億円までの分 0.25% 50億円超 100億円までの分 0.20% 100億円超の分 0.15% 4で書きました投資信託の報酬は下記のとおりです。 信託報酬 委託会社 純資産総額に対して 0.265% (年率) 投資顧問の場合 投資信託の場合 ファンド時価総額 5億円 225万円 132万円 -93万円 10億円 450万円 265万円 -185万円 20億円 575万円 530万円 -45万円 50億円 1075万円 1325万円 +250万円 100億円 2075万円 2650万円 +575万円 200億円 3575万円 5300万円 +1725万円 このように、1ファンドからの収入は、時価総額が大きくなればなるほど、投資信託のほうが増えます。 実は、この例にあげた投資信託の委託者報酬は、一番安いレベルです。(インデックス・ファンドの為) 普通のファンドの委託者報酬は、+0.1%~+0.2%ぐらいあります。 収入面から見たメリットだけでも、魅力がありますが、まだあります。 もちろんデメリットもあります。 もうひとつのメリット&デメリットについては、次回書きます。 |